株式注文の種類を徹底解説:成行・指値・ストップ注文の基本ガイド
株式投資では銘柄選びだけでなく、注文方法の理解がとても重要です。適切な注文タイプを使えば、最適なタイミングで売買し、リスク管理や利益確定を効率的に行えます。本記事では、成行注文・指値注文・ストップ注文・ストップリミット注文を初心者向けにわかりやすく解説します。
成行注文(Market Order)とは?
成行注文とは、現在の市場で提示されている最良価格ですぐに売買する注文です。
約定(成立)はほぼ確実ですが、正確な価格は保証されません。すぐに取引したいときに使われます。
例:成行買い
Netflix(NFLX)の株価が決算後に下落し、買い時だと判断。100株の成行買いを出すと、現在の市場価格ですぐに約定します。
例:成行売り
Tesla(TSLA)を900ドルで購入後、922ドルまで上昇。すぐ利益確定したくて成行売りを出すと、価格変動により921.70ドルで約定することがあります。
指値注文(Limit Order)とは?
指値注文は、指定した価格またはそれより有利な価格でのみ売買される注文です。価格はコントロールできますが、約定は保証されません。
- 買い指値:指定価格以下で約定
- 売り指値:指定価格以上で約定
例:売り指値
Apple(AAPL)を155ドルで購入。1株あたり20ドルの利益を狙い、175ドルで売り指値を設定。価格が到達すれば利益2,000ドルを確定できます。
成行注文 vs 指値注文:メリットとデメリット
| 注文タイプ | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 成行 | すぐ約定 | 価格が不確定(スリッページ) | 短期トレーダー |
| 指値 | 価格をコントロール | 約定しない可能性 | 長期投資家 |
重要用語:スリッページ
想定価格と実際の約定価格の差。市場が急変動すると発生しやすい。
ストップ注文(Stop Loss)とは?
ストップ注文は、損失を限定するための注文です。指定価格に到達すると成行注文に変わります。
- 売りストップ:現在価格より下で損失限定
- 買いストップ:現在価格より上でトレンド追随
例:ストップロス
Netflixを400ドルで購入し、380ドルに売りストップ設定。株価が下落すると自動売却され、損失を抑えられます。
指値注文とストップ注文の違い
- 指値:価格を固定して売買
- ストップ:指定価格到達で成行注文発動(主にリスク管理)
ブレイクアウト狙いのエントリーにも使われます。
ストップリミット注文(Stop-Limit)とは?
ストップリミット注文は、ストップ注文と指値注文の組み合わせです。
ストップ価格到達後、指値注文として発動します。
例:ストップリミット
Meta株を224ドルで購入し、220ドルにストップリミット設定。220ドル以上でのみ売却されますが、約定しない可能性があります。
ストップ注文 vs ストップリミット注文
| 注文タイプ | 保証されるもの | リスク | 用途 |
|---|---|---|---|
| ストップ | 約定 | 価格不確定 | 迅速な損切り |
| ストップリミット | 価格 | 約定しない可能性 | 正確な価格管理 |
まとめ
どちらを選ぶかは優先順位次第です。
- 約定を重視 → ストップ注文
- 価格を重視 → ストップリミット注文