FTSE100、10,000を上回って推移するも弱含み

本日発表された英国のマクロ経済指標は総じて期待外れの結果となりました。GDPの前月比は0%で横ばい、鉱工業生産もほぼ横ばいで市場予想を下回り、サービス業指数も弱い内容となりました。ポンドも影響を受けており、本日は対ドルで0.41%下落、対ユーロでも0.06%下落しています。FTSE100は他の株価指数と同様に世界的な市場環境の影響を受けていますが、今朝は米国指数やDAX、CAC40よりも相対的に良好なパフォーマンスを示しています。

国内経済のパフォーマンスは低調で、実質的な明るい材料として挙げられるのはインフレの急低下くらいですが、それにもかかわらず英国株式指数はここ数か月で最も好調な指数の一つとなっており、スペインのIBEX35と並びトップパフォーマーの座を競っています。FTSE100は2025年を22%の上昇で終え、初めて10,000の水準を突破しました。この上昇は主に鉱業セクター(グレンコア、リオ・ティント)、航空宇宙・防衛(ロールス・ロイス・ホールディングス、BAEシステムズ)、そして金融セクターによって牽引されました。2025年第4四半期の初めから現在までで指数は11.36%上昇しています。最近の調整で、日中高値10,934から現在の約10,246まで下落していますが、それでも上昇幅は維持されています。

UK100(日足、2025年〜現在)

テクニカル面では、ここ数日の約6%の下落にもかかわらず、チャートは比較的健全に見えます。価格は2025年5月初旬から続く上昇チャネルの内部に依然として位置しており、下限は現在およそ10,000付近で、現在価格の約2%下にあります。価格はすでに転換線(Tenkan)と基準線(Kijun)の両方を下抜けていますが、一方で依然として一目均衡表の雲の上に位置しており、このエリアがサポートとして機能する可能性があります。また遅行スパン(Chikou Span)もまだ価格を下抜けておらず、もしこれが起こればより強い弱気シグナルとなります。RSIとMACDは弱さを示しています。RSIは現在39、MACDヒストグラムは本日マイナス圏に転じました。

テクニカル分析

1時間足を見ると、いくつかの重要な水準がより明確になります。まず、価格は明確に下降トレンドラインの下で取引されており、このラインは夜間取引で10,335付近でテストされました。強いサポートは10,220付近にあり、さらに重要な水準として10,135と10,060が挙げられます。長期的な上昇トレンドを維持するためには、特に最後の水準付近での反応が重要になります。

UK100(1時間足、2026年1月〜現在)

もしこの難しい市場環境の中で指数が反発する場合、まず監視すべきは赤いトレンドラインです。その先では10,375、さらに10,470が重要なレジスタンス水準となります。現時点ではそれ以上の上値を想定するのは時期尚早かもしれませんが、今後数週間で高値再テストの試みが行われる場合、10,630と10,750が追加のレジスタンスゾーンとして意識される可能性があります。