BTCとETHが小幅高、アルトコイン急伸と市場ローテーションが進行
1月12日の暗号資産市場はまちまちな動きとなり、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は安定した推移を保つ一方で、一部のアルトコインがアウトパフォームした。価格は全体的に横ばい基調だったが、デジタル資産全体には慎重ながらも底堅いムードが見られた。
市場データによると、ビットコインは重要な心理的節目をわずかに上回る水準で取引され、直近のボラティリティを経て再び安定感を取り戻している。一方、イーサリアムは堅調な出来高を伴いながら緩やかに上昇し、ネットワークへの関心が高まっていることを示した。暗号資産全体の価格は大きく動かなかったものの、先週のレンジ相場と比べるとやや強気寄りの展開となった。
ビットコインとイーサリアムの価格動向
- ビットコイン(BTC)
主要なサポート水準付近で底堅く推移しており、急激な方向感よりも「もみ合い(コンソリデーション)」の局面にあることを示している。市場関係者は、投資家がマクロ経済の材料や新たな売買シグナルを待っているため、横ばいの動きが続いていると指摘している。 - イーサリアム(ETH)
小幅ながら上昇し、取引量も増加していることから、トレーダーや投資家の関心が再び高まっている兆しが見られる。
このレンジ相場の動きは、短期的には暗号資産市場が横ばい基調を続け、世界経済指標や新たな材料が出るまで大きなトレンドが生まれにくいという専門家の見方と一致している。
アルトコインと市場の主導銘柄
主要2銘柄以外では、以下の動きが注目された。
- Polygon(POL)
週間のトップパフォーマーとして急伸。利用指標の改善やオンチェーン活動の活発化が背景にある。 - Tether Gold(XAUT)
韓国の主要取引所で20%を超える急騰を記録し、トークン化された代替資産への地域的な需要の高まりを示した。 - XRP
ファンダメンタルズの改善や規制の明確化への期待から注目度が高まっており、2026年にかけてのパフォーマンス継続が意識されている。
市場心理と今後の見通し
短期的には落ち着いた動きが続いているものの、市場心理は依然として慎重だ。トレーダーは、暗号資産のボラティリティに影響を与え得るマクロ経済指標や世界の金融データを注視している。また、暗号資産市場全体はまだ調整・保ち合いの段階にあり、今後の値動きは規制関連ニュースや機関投資家の資金流入といった外部要因に左右される可能性が高いとする見方もある。
今後を見据えると、2026年初頭にかけて多くのデジタル資産が投資家の注目対象となっており、時価総額トップ10の暗号資産は引き続きBTCとETHと並んでポートフォリオの中核を担う存在となっている。