グローバル株式指数は分岐点に
3週間にわたる継続的な軍事的緊張の後、株式市場はようやく一貫した調整局面に入りました。複数の指数が直近高値から10%以上下落する「調整局面」に突入しています。ここで重要な問いが浮かびます。現在の下落は一旦落ち着くのでしょうか。
S&P500は直近高値から6.34%下落し、ナスダックは7.89%下落しました。11月以降のAI主導ラリーでアウトパフォームしていたダウ・ジョーンズ30は9.46%下落し、調整入り目前となっています。
欧州およびアジアでは下落がさらに顕著です。ドイツDAXは10.42%下落し、南欧の指数(IBEX -11.18%、FTSE MIB -10.05%)、フランスCAC(-10.04%)も同様の動きを示しています。最近まで過去最高値を更新していた日経平均は一時13.36%下落し、オーストラリアのASX200はインフレ再加速懸念がある中でも、下落幅は比較的限定的で8.06%にとどまっています。
市場は重要水準に到達しているのか
テクニカルの観点から、指数は3つのグループに分類できます。

US500、US100、GER40(日足)
第一のグループは、S&P500、ナスダック、DAXです。これらは2025年初夏以降、広いレンジ内で推移しており、現在は重要な静的サポートに接近しています。S&P500は6550〜6600、ナスダックは24300〜24000、DAXは22950〜22700です。これらを下抜ければ下落モメンタムが加速する可能性があります。一方で、これらの水準では押し目買いが入り、短期的な下支えとなる可能性もあります。

US30、ESP35、ITA40(日足)
第二のグループは、ここ数ヶ月でより強いモメンタムを示し、レンジではなく上昇チャネル内で推移していた指数です。US30、ITA40、ESP35がこれに該当します。これらはすでに上昇トレンドを下抜けており、弱さが示唆されますが、依然として重要なサポート付近で推移しています。
第三のグループは例外的な動きを見せている指数で、UK100とJP225です。直近の売り圧力にもかかわらず、いずれも長期の上昇チャネル内にとどまり、現在はその下限付近で推移しています。

UK100、JPN225(日足)
結論
市場はテクニカル的に重要な水準に位置しており、さらに金曜日は通常、取引量が増加する傾向があります。今後の動きは極めて重要です。これらの水準を下抜けてさらなる下落が確認されるか、あるいは維持されて短期的な反発の機会となるかが注目されます。