ビットコインが6万5,000ドルを回復、ドル安が追い風に
Bitcoinは水曜日、米ドル安とアジア株の上昇を背景に再び6万5,000ドルを突破しました。ここ数週間で初めての本格的な反発となりましたが、この動きが持続的な回復の始まりなのか、それとも一時的なリリーフラリーに過ぎないのかについては、アナリストの見方が分かれています。
リスク選好の回復でビットコイン反発
ビットコイン(BTC)は一時約6万5,400ドルまで上昇。アジア株式市場の堅調な動きと米ドルの下落が、暗号資産市場全体の支援材料となりました。
今週初め、暗号資産市場全体の時価総額は約2.19兆ドルまで縮小し、2月5日の急落時の安値水準をほぼ再テストしました。この水準を維持できるかどうかが、現在の相場の焦点となっています。
テクニカル分析:典型的なダブルボトムか?
市場では「ダブルボトム(W字型)」の形成が注目されています。これは下落トレンド後に現れる強気転換シグナルとされるチャートパターンです。
ダブルボトムは以下の流れで形成されます:
- 価格が重要な安値まで下落
- 一時的に反発
- 再び同じ水準を試す
- 中間の高値(ネックライン)を上抜け
このパターンが確定すれば、現在の水準から約10%の上昇余地があるとの見方もあります。
一方で、反発が失速すれば、最大25%の追加下落リスクも指摘されています。市場全体の時価総額が直近反発時の約2.47兆ドルを明確に上回れるかどうかが重要なポイントです。
ドル安を背景にアルトコインも上昇
主要アルトコインもビットコインに追随しました:
- Ethereum(ETH)は4.2%上昇
- Solana(SOL)は7%上昇
- XRP(XRP)は3%高
アジア株式市場では、MSCIのアジア指数が1.4%上昇し過去最高値を更新。韓国や台湾のAI関連半導体銘柄がけん引しました。特にNvidiaの決算発表を控え、関連株が買われました。
また、Bloomberg Dollar Spot Indexは下落。Donald Trump大統領が関税政策への支持を改めて表明したことが背景にあります。一般的にドル安はビットコインにとって追い風となる傾向があります。
依然として残る「信頼の危機」
今回の反発にもかかわらず、市場心理は依然として不安定です。ビットコインは過去最高値から約50%下落しており、真の「投げ売り(キャピチュレーション)」がまだ起きていないとの見方もあります。
持続的な強気相場が始まる前には、大規模なポジション整理が起こることが多く、今回の反発が本格的な底打ちなのか、それとも一時的な回復に過ぎないのかは、今後の値動き次第です。
今後のビットコインの焦点
短期的な方向性は、以下の3つの要因に左右されます:
- ダブルボトムの確定
- 米ドルの継続的な弱含み
- 世界的なリスク資産への資金流入
強気の勢いが続けば、ビットコインはさらなる上値を試す可能性があります。しかし、勢いが失われれば、2月の安値を再び試す展開も想定されます。
現時点では6万5,000ドル回復が一定の安心感を与えていますが、市場全体の確信はまだ強いとは言えません。